報恩講をおつとめしました

行事

 

 11月には珍しいほどのポカポカ陽気の中、市外からも何人もお参りいただき、永宗寺の報恩講が勤まりました。
 感染対策のため、お越しいただいた僧侶方は少なかったのですが、力強いお勤めが本堂に響きました。 法話は加賀市の山本龍昇さん(上宮寺)にしていただきました。
 世間では「努力は必ず報われる」といわれたりもしますが、「努力は必ずしも報われないかもしれない」という現実があります。これを仏教的に捉えたとき、不確かな未来に焦点をあてるのではなく、今までどのような縁をいただいてきたのか、その結果のいまある自分に焦点を当てるという、物事の見方に気づかされるお話をいただきました。
1日の夕方には、灯明と蝋燭のあかりだけの空間で、宗祖親鸞の一生をお伝えする御伝抄の拝読がされました。写真には写せない荘厳なお勤めで、感動して帰られる方多数です。来年もぜひお参りください。